東洋美術学校について

職業実践専門課程認可校

2014年度より文部科学省が新たに創設した学校制度「職業実践専門課程」がスタートしました。これは、より実践的な職業教育に取り組んでいる専門学校を文部科学大臣が認定するもので、本校のクリエイティブデザイン科(4年制)およびインダストリアルデザイン科(2年制)が認定されました。開校以来、「実学教育」「人間教育」「国際教育」の理念の下、即戦力となる職業人教育を行ってきた専門学校として、今後もスペシャリストを目指す生徒一人ひとりの夢の実現をサポートしていきます。

最新動向を踏まえたカリキュラム

職業実践専門課程では、認定要件として、カリキュラムの編成から演習・実習の実施まで、企業などと学校が連携して取り組むため、最新実務の「知識」「技術」「技能」を実践的な方法で学ぶことができます。

目指す自分・進路を明確にできる

職業実践専門課程として認定された本校は、ホームページに指定の様式を掲載し、情報提供を行います。情報提供の様式には、学校の基本情報や認定要件の実施状況、カリキュラムの概要などが記載されるため、どのような授業が行われるのかがイメージしやすく、目指す自分・進路を明確にできます。

学校が教育の質の保証

職業実践専門課程では、企業などと密接に連携し、実践的な職業教育の質の保証・向上に組織的に取り組む仕組みがあります。
本校では今までに、アサヒ飲料㈱、㈱パイロットコーポレーション、㈱ディノス、東京特殊電線㈱(TOTOKU)、㈱モリサワなど、大手企業に参加していただきました。

4年制学科と2年制学科の違い

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将来の目標や学ぶ分野は同じですが、4年制学科では幅広く学ぶことにより、確実に力をつけられ、各企業より高い評価を得ています。卒業生の多くが大手企業(㈱電通クリエーティブX、㈱博報堂プロダクツ、ヤフー㈱、㈱コロプラ、㈱Aiming、㈱本田技術研究所、日産自動車㈱など)で活躍しています。また、2年制学科では、基礎から応用までを短期間で効果の上がるカリキュラムを構築し、実社会に即戦力として通用するクリエイターを育成します。就職先にはデザイン事務所、Web制作会社のほか、派遣会社を経由し楽天㈱・㈱DeNAなどの大手企業から高い評価をいただいています。

絵画科は2年制学科です。絵画科は基礎力となるデッサンを学び、観察力や描写力を身につけ、さらに油彩画・水彩画・アクリル画・日本画など幅広い表現手法を学びます。また、油彩画や日本画を含め6分野の作品を的確な調査や分析をもとに、保存処置し、後世に繋いでいく保存修復科は4年制学科となります。

本校の長年培った経験を生かした幅広い学科編成の中から最適な学科を選択してください。

高度専門士について

4年制学科卒業生には「高度専門士」を付与。同時に大学院への進学の道が開かれています。また、2年制から4年制へのステップアップ(編入学)も可能です。

高度専門士は、4年制の専門学校における教育内容が高度になっていることを受けたものであり、修了者の学習成果を正当に評価し、社会的地位を高めることが主な目的となっています。学校教育法施行規則において「大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者」に該当し、日本国内においては大学学部卒業生と同等とみなされ、学士の学位とほぼ同等の称号であると言えます。また、高度専門士を修了したと同時に、大学院への入学資格が認められており、より専門性を高めたい人には、まさに最適な称号と言えます。本校の2年制専門課程の修了者に対しては、4年制の大学や専門学校への編入学ができるステップアップシステムがあり、学習意欲のある生徒に対して大学院への道も開かれています。

※大学院への入学資格については、文部科学大臣が別に指定する専修学校の専門課程を修了した者に与えられます。

学芸員について

学芸員とは、博物館資料の収集、保管、展示および調査研究、その他これと関連する事業を行う専門的職員を言います。東洋美術学校では、博物館などで働くことを希望する生徒のために、博物館法で定める学芸員となるための資格試験の科目を免除出来るよう講義科目を設置しています。

学芸員認定資格について

学芸員の資格を有する者と同等以上の学力および経験を有していることを認定するために、筆記試験(8科目)少なくとも年2回行われています。この試験に合格すると「筆記試験合格者」となります。そのためには、まず本校で開講される学芸員資格認定試験科目を履修し、4年制学科を卒業する必要があります。卒業後に学芸員資格認定試験に出願することになりますが、履修した当該試験科目は全て免除されることになります。卒業翌年に筆記試験合格証書が授与され、ここから1年間の学芸員補の職に従事した後に、文部科学大臣に認定されることにより、学芸員資格を有することになります。

学芸員資格認定試験科目の開講は専門学校では本校が初めてです。これは、高度専門士が付与される4年制専門学校の卒業者が「博物館法第5条第1項第3号」により学士と同等以上の学力および経験を有する者と認められることにより、「学芸員資格試験」への受験申請が実現した制度です(本校開講の講座の単位取得により、試験が免除されます)。

学芸員資格認定試験科目の履修対象者について

本校で開講する「学芸員資格認定試験科目」の履修対象者は、以下のいずれかに該当する必要があります。

  1. 本校4年制学科に在籍する者。
    ※クリエイティブデザイン科、保存修復科に在籍
  2. 4年制大学既卒者で学芸員科目の一部を既に単位習得しており、本校での2年間(3年次編入)で残り科目が履修可能な場合。
    ※②に該当する場合、申請は各自で行う必要があります。

沿革

1946年4月東京都杉並区高円寺に、東洋美術学校の前身であるスタイル洋裁学院を設立する。
1978年10月校長中込とめ子、永年の学校教育功労に対して、東京都知事表彰を受彰する。
1981年8月中込とめ子学園長に就任。学校法人中込学園理事長、東洋美術学校校長に中込三郎就任。
1985年10月中国北京にて、中国国立中央美術学院、同付属美術学校と教育提携正式調印。
1990年10月AIAS(国際美術デザイン学校協会)設立に伴い、本校が名誉あるアジア地区代表役員校となる。
1995年8月AIAS総会・ワークショップ(東京:日本)
2007年4月4年制学科において「学芸員資格取得講座」開講。
2008年2月「第59回卒業制作展」を国立新美術館にて開催。(〜2012年まで)
2013年2月「第64回卒業制作展」を東京都美術館にて開催。(〜現在)
2013年9月京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2013に出展。
2013年12月平成25年度東京都特別支援学校生の海外美術体験プログラム(台北)を開催。〜2017年
2014年1月香港国際ライセンシングショー2014に出展。
2014年9月中込校長写真展「ORKNEY Islands and Puffins 」を開催。
2015年9月AFA(アニメ・フェスティバル・アジア)2015シンガポールに出展。
2015年9月中込校長写真展「中込三郎パフィン展」を開催。
2016年5月東洋美術学校創立70周年を迎える。
2016年6月picorre Live の配信開始。
2016年7月C3 Chara Expo 2016(シンガポール)に出展。
2016年9月TOKYO GAME SHOW に出展。(2016〜2017)
2016年10月創立70周年記念「ホームカミングデイ」を開催。
2016年11月「東京・台北ろう学校生交流作品展 〜未来につながる友好の架け橋〜」を開催。 
2017年11月「東美卒の『イラストレーター』展」を開催。 
2017年11月東洋美術学校初となるスマートフォンアプリ「ドリミュ〜きらめきのステージへ〜」iOS版をリリース。
2018年10月中込三郎写真展「Welcome to Shetland」開催。
2019年12月「東美卒の『イラストレーター』展」 vol.2を開催。
2020年11月「東美祭」 をオンラインにて開催。
2021年5月東洋美術学校創立75周年を迎える。
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