めざすのは、人の心をゆさぶるクリエイター。
東洋美術学校は、来年、創立80周年を迎えます。その歴史は、一人ひとりに芽生えた好奇心を限りない探究心として大きく育てるという理念と実践の軌跡でもありました。
自らのイメージを自由に膨らませる「発想力」、そのアイデアを思いのまま形にする「表現力」、そして、円滑なコミュニケーション能力や共同作業による協調性、運営力など、社会人に必要な「人間力」を育成する。それは、どんなに時代が変わっても、本校の変わらない姿勢であり、その想いは卒業生たちに受け継がれていると確信しています。
東洋美術学校 校長
中込大介
アドミッションポリシー
東洋美術学校では、一人ひとりに芽生えた「好奇心」を育み、3つの力「発想力」、「表現力」、「人間力」の心・技・感性のバランスに優れた人材育成を目指すため、多様な入試方法で入学者を多面的、総合的に選抜します。
3つの力
- 様々な学びの機会を通じて自らのイメージを自由に膨らませる「発想力」
- アイデアを自由に形にする「表現力」
- 円滑なコミュニケーション能力や共同作業による協調性、運営力など、社会人として欠かせない常識や礼節に基づいた「人間力」
職業実践専門課程認可校
2014年度より文部科学省が新たに創設した学校制度「職業実践専門課程」がスタートしました。これは、より実践的な職業教育に取り組んでいる専門学校を文部科学大臣が認定するもので、本校のクリエイティブデザイン科(4年制)およびインダストリアルデザイン科(2年制)が認定されました。
開校以来、「実学教育」「人間教育」「国際教育」の理念の下、即戦力となる職業人教育を行ってきた専門学校として、今後もスペシャリストを目指す生徒一人ひとりの夢の実現をサポートしていきます。
最新動向を踏まえたカリキュラム
職業実践専門課程では、認定要件として、カリキュラムの編成から演習・実習の実施まで、企業などと学校が連携して取り組むため、最新実務の「知識」「技術」「技能」を実践的な方法で学ぶことができます。
目指す自分・進路を明確にできる
職業実践専門課程として認定された本校は、ホームページに指定の様式を掲載し、情報提供を行います。情報提供の様式には、学校の基本情報や認定要件の実施状況、カリキュラムの概要などが記載されるため、どのような授業が行われるのかがイメージしやすく、目指す自分・進路を明確にできます。
学校が教育の質の保証
職業実践専門課程では、企業などと密接に連携し、実践的な職業教育の質の保証・向上に組織的に取り組む仕組みがあります。
本校では今までに、(株)モリサワ、アサヒ飲料(株)、(株)パイロットコーポレーション、(株)ディノス、東京特殊電線(株)(TOTOKU)など、大手企業に参加していただきました。
4年制学科と2年制学科の違い

将来の目標や学ぶ分野は同じですが、4年制学科では幅広く学ぶことにより、確実に力をつけられ、各企業より高い評価を得ています。卒業生の多くが大手企業(トヨタ自動車㈱、㈱本田技術研究所、日産自動車㈱、LINEヤフー㈱、㈱コンセント、㈱コロプラ、㈱Aimingなど)で活躍しています。
また、2年制学科では、基礎から応用までを短期間で効果の上がるカリキュラムを構築し、実社会に即戦力として通用するクリエイターを育成します。就職先にはデザイン事務所、Web制作会社のほか、派遣会社を経由し楽天㈱・㈱DeNAなどの大手企業から高い評価をいただいています。
アート系の絵画科は基礎力となるデッサンを学び、油彩画・アクリル画の幅広い表現手法を学ぶ2年制学科です。また、油彩画や日本画を含め6分野の作品を的確な調査や分析をもとに、保存処置し、後世に繋いでいく保存修復科は4年制学科となります。
本校の長年培った経験を生かした幅広い学科編成の中から、最適な学科を選択してください。
高度専門士について
4年制学科卒業生には「高度専門士」を付与。同時に大学院への進学の道が開かれています。また、2年制から4年制へのステップアップ(編入学)も可能です。
高度専門士は、4年制の専門学校における教育内容が高度になっていることを受けたものであり、修了者の学習成果を正当に評価し、社会的地位を高めることが主な目的となっています。学校教育法施行規則において「大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者」に該当し、学士の学位とほぼ同等の称号であると言えます。また、高度専門士を修了したと同時に、大学院への入学資格が認められており、より専門性を高めたい人には、まさに最適な称号と言えます。本校の2年制専門課程の修了者に対しては、4年制の大学や専門学校への編入学ができるステップアップシステムがあり、学習意欲のある学生に対して大学院への道も開かれています。

学芸員について
保存修復科 [4年制]で学芸員の資格が取得できるようになりました。
東洋美術学校保存修復科では以前より学芸員資格の取得に必要な講義科目を設置しており、2024年度からは新たに博物館実習の科目が設置されました。これをすべて修得・履修することで、卒業と同時に「学芸員資格証書」を取得することが可能となりました。

学芸員について
学芸員とは、博物館資料の収策、保管、展示および調査研究、その他これと関連する事業を行う専門的職員を言います。東洋美循学校では、博物館などで働くことを希望する生徒のために、博物館法で定める学芸員となるための資格試験の科目を免除出来るよう講義科目を設置しています。
沿革
1946年 | 4月 | 東京都杉並区高円寺に、東洋美術学校の前身であるスタイル洋裁学院を設立する。 |
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1978年 | 10月 | 校長中込とめ子、永年の学校教育功労に対して、東京都知事表彰を受彰する。 |
1981年 | 8月 | 中込とめ子学園長に就任。学校法人中込学園理事長、東洋美術学校校長に中込三郎就任。 |
1985年 | 10月 | 中国北京にて、中国国立中央美術学院、同付属美術学校と教育提携正式調印。 |
1990年 | 10月 | AIAS(国際美術デザイン学校協会)設立に伴い、本校が名誉あるアジア地区代表役員校となる。 |
1995年 | 8月 | AIAS総会・ワークショップ(東京:日本) |
2007年 | 4月 | 4年制学科において「学芸員資格取得講座」開講。 |
2008年 | 2月 | 「第59回卒業制作展」を国立新美術館にて開催。(〜2012年まで) |
2013年 | 2月 | 「第64回卒業制作展」を東京都美術館にて開催。(〜現在) |
2013年 | 9月 | 京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2013に出展。 |
2013年 | 12月 | 平成25年度東京都特別支援学校生の海外美術体験プログラム(台北)を開催。〜2017年 |
2014年 | 1月 | 香港国際ライセンシングショー2014に出展。 |
2014年 | 9月 | 中込校長写真展「ORKNEY Islands and Puffins 」を開催。 |
2015年 | 9月 | AFA(アニメ・フェスティバル・アジア)2015シンガポールに出展。 |
2015年 | 9月 | 中込校長写真展「中込三郎パフィン展」を開催。 |
2016年 | 5月 | 東洋美術学校創立70周年を迎える。 |
2016年 | 6月 | picorre Live の配信開始。 |
2016年 | 7月 | C3 Chara Expo 2016(シンガポール)に出展。 |
2016年 | 9月 | TOKYO GAME SHOW に出展。(2016〜2017) |
2016年 | 10月 | 創立70周年記念「ホームカミングデイ」を開催。 |
2016年 | 11月 | 「東京・台北ろう学校生交流作品展 〜未来につながる友好の架け橋〜」を開催。 |
2017年 | 11月 | 「東美卒の『イラストレーター』展」を開催。 |
2017年 | 11月 | 東洋美術学校初となるスマートフォンアプリ「ドリミュ〜きらめきのステージへ〜」iOS版をリリース。 |
2018年 | 10月 | 中込三郎写真展「Welcome to Shetland」開催。 |
2019年 | 12月 | 「東美卒の『イラストレーター』展」 vol.2を開催。 |
2020年 | 11月 | 「東美祭」 をオンラインにて開催。 |
2021年 | 5月 | 東洋美術学校創立75周年を迎える。 |
2024年 | 4月 | 中込三郎学園長に就任。学校法人中込学園理事長、東洋美術学校校長に中込大介就任。 |