学芸員資格について

保存修復科で学芸員の資格が取得できるようになりました。

東洋美術学校保存修復科では以前より学芸員資格の取得に必要な講義科目を設置しており、2024年度からは新たに博物館実習の科目が設置されました。

これをすべて修得・履修することで、卒業と同時に「学芸員資格証書」を取得することが可能となりました。

学芸員養成過程について

東洋美術学校の保存修復科では、博物館などで働くことを希望する者のために、博物館法で定める学芸員となるための講義・実習科目を設置しています。

  • 博物館では、専門的職員として学芸員を置くことが法によって定められています(博物館法第四条第三項)。また、学芸員の仕事とは、博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業についての専門的事項をつかさどることです(博物館法第四条第四項)。
  • 学芸員の資格は、 文部科学大臣が文部科学省令によって定めるところにより、学芸員となる資格を有する者と同等以上の学力及び経験を有する者と認められた者に与えられます(博物館法第五条第一項第一号)。
  • 本校において開講された学芸員資格取得のための必須科目(9科目19単位:講義科目8科目、実習科目1科目)を履修し、本校の4年制学科(保存修復科)を卒業することで、「学芸員」の資格を得ることができます(博物館施行規則第一条ならびに第三条第一項)。

学芸員資格の取得条件

本校の保存修復科(4年制)を卒業し、且つ下記に示す学芸員科目を合計19単位修得しなくてはなりません。またすべての科目は開講年次に修得する必要があり、未修得科目が発生した時点で次の年次で開講される科目は受講できません。

※4年次に開講される博物館実習(計3単位)に参加するためには、 その他の講義8科(計16単位)を全て履修済でなくてはなりません。また館園実習(学外実習)を行う実習館の選定は、 基本的に各自で行うことになります。これまでの実習先には、 以下の博物館があります。【新宿区歴史博物館川崎市市民ミュージアム】

資格取得までの流れ

学芸員養成過程ガイダンスに出席

履修登録

学芸員養成過程 講義8科目を修得

博物館実習ガイダンスに出席
(講義8科目 修得者のみ)

博物館実習の履修登録と実習館の選定

博物館実習を履修

「学芸員資格証書」発行(卒業時)

博物館実習

自分たちで実際に企画から展示までを行い、より現場に近い体験を通して、作品の取り扱い、資料整理、展示作業といった専門的な知識を学びます。

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