産学連携プロジェクト

東洋美術学校では産学連携事務局を設置し、国内外を問わず様々な企業・地方自治体・学外団体等と「産学連携プロジェクト」に取り組んでおり、デザイン共同研究や商品開発、ゲームキャラクター制作、プロモーション提案などを行っています。企画案は採用されたり、コンペティションで受賞したりなど、多くの実績をあげています。

実績一覧

「分木展(分岐点)」

専  攻| 高度プロダクトデザイン専攻 2・3年
連携企業| 株式会社東京・森と市庭

株式会社東京•森と市庭(いちば)とのコラボレーションのもと、多摩産材の素材そのものを活かした作品提案を目的としたデザインワークを1年通して行いました。前期は企業協力のもと、生徒が実際に奥多摩の森を見学し、林業や多摩木材についての知職を学び、多摩産材の間伐などを体験しました。後期は授業で実際に生徒の考えたデザインを形にし、学外展示に向けてデザインのブラッシュアップ、多摩産材を利用したモデル制作、展示準備などを行い、2024年1月にデザインフェスタギャラリー原宿にて、成果物を展示しました。

コンペティション 流山おおたかの森S・Cグラフィックアワード2023

専  攻| 高度コミュニケーションデザイン専攻 3年
授 業 名| 環境デザイン
コンペティション| 流山おおたかの森S・Cグラフィックアワード2023


流山おおたかの森S・C/東神開発株式会社主催の「流山おおたかの森S・Cグラフィックアワード2023」の空間グラフィック部門にて、2名の生徒が優秀賞、入選に選ばれました。授業課題で応募し、優秀賞に選ばれた作品は「笑顔のたえないまち」をコンセプトに制作しました。

株式会社竹尾 -ファインペーパーの販売促進 企画提案-

  攻| 高度コミュニケーションデザイン専攻 3年
授 業 名| 販売促進
連携企業| 株式会社竹尾

株式会社竹尾へ企画「ファインペーパー」の販売促進を提案をしました。この課題では、紙を意識的に使う機会が少なくなっているため、「〇〇のように〇〇なあの人に送るメッセージカードセットシリーズ」を企画しています。それぞれの神のストーリーに沿って選び、「こんな人に贈るための紙」という付加価値をつけました。

青山ブックセンター本店

専  攻| 高度コミュニケーションデザイン専攻 4年
授 業 名|エクスペリエンスデザイン
連携企業| 青山ブックセンター本店
(ブックオフコーポレーション株式会社)

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは「操作方法を直感的に理解できる」といった表層的なことから「ユーザーにとって価値がある」といったユーザーが製品やサービスを通じて感じた一連の体験のことを言います。この授業では概論や産学連携を通して思考力や実践力を身につけます。今回は、「青山ブックセンターの集客力向上」を目指した提案を行いました。

中日工業デザインセンター

専  攻 | 高度コミュニケーションデザイン専攻 3年
授 業 名 |サイン計画
連携企業 | 中日工業デザインセンター


「サイン計画」の授業では公共にある標識、表示などの知識や使い方、人が行動する際に必要とする情報を学んでいます。産学連携授業では、「中日工業デザインセンターのロゴから展開」することテーマに名刺、封筒、グッズなどを企画し、中国に在中している企業の方に向けてオンラインでプレゼンテーションをしました。

東洋美術学校×モリサワ
『「春」をテーマにしたポストカード制作』

専  攻 | 高度コミュニケーションデザイン専攻 1年
授 業 名 |和文タイポグラフィ
連携企業 | 株式会社モリサワ

掲載ページ | https://fontswitch.jp/post/11896

「和文タイポグラフィの授業では文字の歴史から、種類、扱い方のルールを学び、見る人の目線で文字を扱えるデザイナーになることを目指しています。「東洋美術学校×モリサワ」の産学連携授業では「春」をテーマにしたポストカード制作が課題として出題され、イメージに合うフォントを選びビジュアルを制作しました。最優秀賞(1名)・優秀賞(5名)が選出され、モリサワが運営する「FONT SWITCH PROJECT」サイトでも紹介されました。

全国建設業協同組合連合会『仮囲いデザインコンテスト』

本校が提案した「東京駅前常盤橋プロジェクト」
最優秀賞を受賞した在校生メンバー

高度コミュニケーションデザイン専攻3年生が参加し、本校チームが最優秀賞を受賞し、採用案となりました。
これは 全国建設業協同組合連合会が主催のコンテストで、『工事中と人々を結ぶインターフェイス』がテーマです。日本全国の大学・大学院・高等専門学校・専門学校・高等学校をコンテスト参加対象としています。候補地は「東京駅前常盤橋プロジェクトA棟新築工事」(東京都千代田区大手町2-6-4)の仮囲いで、高さ3,000mm・幅20,000mmの範囲となりました。

2019年12月におこなわれた一次審査には合計106点の応募があり、そのなかから選出された16グループのプランが、25日にプレゼンテーション・最終審査となりました。最終選考に残った学校は早稲田大学・和歌山大学・長岡工業高等専門学校・京都府立大学・芝浦工業大学・東京大学大学院・武蔵野美術大学・群馬県日建工科専門学校・東京藝術大学大学院・東洋美術学校・青山製図専門学校・長野県池田工業高等学校(エントリー番号順)となります。

本校グループは3年次後期授業『環境デザイン1』にて作成したものを提案。工事現場と計画される建物を「弁当」に見立てた『BENTO』というテーマにてデザインを提案しました。採用案は2020年5月から2021年6月の竣工まで、現地にて展開される予定です。

[関連リンク]

全国建設業協同組合連合会 … https://bit.ly/2TIm04s

関連記事

【東京駅前常盤橋プロジェクト】在校生のデザインによる仮囲いが9月30日より公開となりました。

ソニースクエア渋谷プロジェクト
『aibo×graphic artコンペティション』

これはソニーの自律型エンタテインメントロボットaiboのビジュアルプログラミングを用いた多彩な動きを利用して制作されたアート作品のコンペティションです。本校をはじめとした5チームが参加し、本校の高度コミュニケーションデザイン専攻有志によるグループが優勝しました。本校グループはテキスタイル・デザインを提案。暮らしの中にある具体的なaiboのシーンを想定しながらaiboを単なる道具ではなく、制作パートナーと捉えていた点が審査員から評価を得ることになりました。

アクサダイレクト主催「MIRAI DRIVE PROJECT——Hack for Safety」

2018年9月29日~30日にLIFULL HUB(千代田区麹町)で実施された、アクサダイレクト主催「MIRAI DRIVE PROJECT――Hack of Safety」に東洋美術学校 昼間部 高度コミュニケーションデザイン専攻と夜間部グラフィックデザイン科の生徒5名による複合グループが参加いたしました。
ハッカソンのテーマは「10年後の社会(もしくは自動車社会)において想像されるリスクとそれを回避するデザイン」。多摩美術大学、京都精華大学、デジタルハリウッド大学と東洋美術学校の4校にて、二日間のワークショップ・プログラムが開催されました。

東洋美術学校グループのデザインは、自動運転車が普及した時代のドライブの楽しみとして、運転コンシェルジュAIを提案しました。結果、東洋美術学校はAXA DIRECT賞を受賞しました!以下の総評をいただきましたのでご紹介いたします。

東洋美術学校は、本イベント参加の前にメンバー全員で自動運転自動車に試乗してきたという行動力にも評価が寄せられました。全チームに共通して審査員が感嘆していたのは、制作期間5時間でサービスのコンセプトから、デザイン、ロゴまで落とし込み、制作物を仕上げる力。そして、感情やつながりを大事にしたいという多くのアイデアに、「実務でも参考になるアイデアや刺激をたくさんもらった」。という総評が寄せられました。

当日の詳細は下記「MIRAI DRIVE PROJECT――Hack of Safety」サイトにて紹介されています。
https://www.axa-direct.co.jp/miraidrive/workshop/no4/?fbclid=IwAR1kvrNDUPP5SU4zVDtv4cO3dteFWXcCRxzokCiFt-J2vvI5R_B0uQjCv3s

大宅壮一文庫×東洋美術学校

専  攻 | 高度コミュニケーションデザイン専攻 3年
連携企業 | 公益財団法人 大宅壮一文庫

授業『販売促進』では毎年、外部の企業、自治体とともに産学連携授業を実施しています。2019年度は公益財団法人 大宅壮一文庫とのプロジェクトを行いました。雑誌の図書館でありオンライン検索システムも充実している、大宅壮一文庫の特徴とシステムを踏まえた対外的アピールとなるコミュニケーション・デザインを行いました。受講生の成果物は大宅壮一文庫での展示ならびに、図書館総合展における大宅壮一文庫のプレゼンテーションに使用されています。

株式会社モリサワ

モリサワ

株式会社モリサワとの産学連携プロジェクト。「フォントの大切さ」が伝わるようなノベルティグッズ提案を行いました。株式会社モリサワが主催の美大生、美術系の専門学校生向けのセミナー受講者をターゲットにクリエイティブデザイン科3専攻合同によるグループワークを行い、提案しました。最も優秀な作品は実現化され実際にセミナーなどでノベルティグッズとして配布されます。

株式会社ディノス・セシール

ディノス・セシール

株式会社ディノス・セシールとの産学連携プロジェクト。タオルやスリッパ、ソファカバーなど、各グループ毎に商品をリ・ブランディングし、それに基づく販売サイトのデザイン提案を行いました。実際に使用してのモニター分析から、類似商品との比較、デザインの企画・設計・制作、それを統合し、企業担当者にプレゼンテーションするまでの一連の流れを経験できることが、高度コミュニケーションデザイン専攻の特色です。

MESHワークショップ

クリエイティブデザイン科高度プロダクトデザイン専攻では、新たな産学連携プロジェクトとして「ひらくPCバッグ」のデザイナー、いしたにまさき氏の指導のもと、ソニー株式会社の新規事業・MESH projectから生まれたスマートDIYキット「MESH」を活用したプロダクトデザイン・ワークショップを開催しました。

スマートドール

スマートドール

2次元における人体の描画教育を発展させる為、カルチャージャパンの代表ダニー・チュー氏が考案し、デザインから製造までプロデュースを手がけるスマートドールを活用したイラストカリキュラムをイラストレーション科コミックイラストコース、クリエイティブデザイン科高度グラフィックアート専攻にて開始しました

モーションソフト『Live2D』

コンシューマーゲームからiPhone、Android端末用アプリケーションまで、数多くの導入実績を持つLive2Dを用い、CGアニメーションの授業を産学連携で実施します。カリキュラムは年間を通じて理論、演習、自主制作と展開する事で、最終的には生徒自らがキャラクターデザイン、パーツ毎の素材制作、そしてモーションデザインまでを行えるよう進めていきます。

Live2D主催イベント『alive』出展

alive2017

本校生徒やプロジェクトで制作したLive2D作品などを発表・紹介することを目的とし、Live2Dの総合イベント『alive』に出展しています。『alive』とは、2D表現に関わるクリエイターが集まり、その技術と情熱を共有しあうイベントです。Live2Dの最新情報だけでなく、2D業界をリードする企業やトップランナーによる講演や展示が行わたり、プロ・アマを問わずに参加ができる懇親会が開かれています。
本校は、生徒と教員のチームでリリースしたオリジナルビジュアルノベルゲーム『ドリミュ~きらめきのステージへ!~』を紹介し、多くの来場者に関心を持っていただきました。

KADOKAWA Contents Academy

台湾やタイなどで、日本のマンガやアニメ業界で活躍できるクリエイター育成事業を展開する「KADOKAWA Contents Academy」と提携し、漫画やイラストの分野で日本に来て更に学びたい人を対象とした新たな留学制度を開始することとなりました。現在は、台湾校の生徒を対象としていますが、今後他国からの受け入れ体制も整備していきます。

東京都庭園協会

東京都庭園協会

クリエイティブデザイン科高度コミュニケーションデザイン専攻では、財団法人東京都庭園協会との産学連携プロジェクトとして、「向島百花園デジタルサイネージ広告」を提案しました。採用案は、東京・新宿駅構内、バスタ新宿3階観光案内所で2017年9月〜2018年3月まで実施展開されました。

株式会社ピーオーネット

株式会社オーピーネット

クリエイティブデザイン科高度コミュニケーションデザイン専攻では、株式会社ピーオーネットとの産学連携プロジェクトとして、販売促進コンペティション・バス・ラッピング広告部門にて採用されたデザインが、都営バス(池袋〜王子駅路線)にてラッピング展開されました。

TOKYO POP GUIDE発刊

東洋美術学校がプロデュースする日本のオタクカルチャーを世界に届ける情報メディア『Tokyo Pop Guide』が昨年10月初旬にリリースとなりました。本書は北米、ヨーロッパ、アジアの3つのエリアで日本のマンガ、アニメ、ゲームファンに様々な情報を発信していくメディアとして展開していきます。

実績企業及び団体一覧

東京国際家具見本市
第一ホテル東京
株式会社ブリヂストン
コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社
リズム時計工業株式会社
里山民家プロジェクト
株式会社資生堂
JAXA/宇宙航空研究開発機構
アサヒ飲料株式会社+カゴメ株式会社
株式会社三英
株式会社パイロット・コーポレーション
セコム株式会社
いすゞ自動車株式会社+東京急行電鉄株式会社
アサヒ飲料株式会社
キヤノン株式会社
学校法人 東京医科大学
株式会社ディノス・セシール
株式会社コミュニティーファクトリー
株式会社MUGENUP
株式会社SO-ZO
株式会社クラウドワークス
株式会社スクー
ヤフー株式会社
comico
アグリホールディングス株式会社
Kids Logic Co Ltd(以下Kids Logic)

産学連携事務局
E-mail:project@to-bi.ac.jp
担当:中込

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