昼間部 4年制学科
クリエイティブデザイン科
高度プロダクトデザイン専攻

工業製品もクラフトも学べる幅広いカリキュラムで、プロダクトデザイナーから工芸作家まで『モノづくり』のスペシャリストを目指します。

家電製品、生活用品、おもちゃ、文具、カーデザインなどの工業製品のほか、アクセサリー、工芸作品などクラフトまでを学び、プロダクトデザイナーから工芸作家まで『モノづくり』のスペシャリストを目指します。

製図やスケッチなどの表現技術の基礎、またモデリングを含む立体造形の基礎を学び、様々な素材を用いた演習を通じて視野を広げます。さらに、デザイン制作における一連の過程を習得し、デザインプロセスを理解することで、アウトプットの精度を高める力を身につけます。

3年次では、産学連携授業や課題を通じて社会的視点を取り入れ、未来を形にするための実践力を養います。4年次では、アウトプットに新たな価値を提案できる力を磨き、独創的に発想を具現化できるクリエイターの育成を目指します。

POINT


就職実績

アイデス㈱、㈱アーク、㈲アトリエ・カオス、㈱天野製作所、㈱いすゞ自動車、柏木工㈱、サクサ㈱、シチズンリテイルプラニング㈱、㈱豊田自動織機、㈱本田技術研究所、日産自動車㈱、㈱ビルダップ・ファクトリー、㈱フォルム、㈱レップ など他多数


めざす職業

  • プロダクトデザイナー
    インダストリアルデザイナー
  • カーデザイナー
    家具デザイナー
  • アクセサリーデザイナー
  • 雑貨デザイナー
  • トイデザイナー
  • 工芸作家
    クラフト作家
    など

授業紹介

※ 授業は抜粋して紹介しています。

スケッチ
立体に対する観察力、表現力を身につけるための授業です。コピックやパステルなど、画材の使い方を工夫し、よりイメージが伝わる絵を描いていきます。

実材演習
木材、金属、ガラス、磁器といった多様な素材を扱う造形課題の演習です。プロダクトデザインに必要な「素材」の特性を理解し、それぞれの加工法や技法を学ぶことで、表現力の幅を広げることを目指します。

インダストリアルクレイ
粘土を使った立体のつくり方や形の変化を考える方法を実践的に学び、造形表現の楽しさと奥深さを体験します。 また、実際に手を動かして粘士や道具に親しむことで、 素材の特性や加工技術についても理解を深めます。

3Dモデリング(2年次・SOLIDWORKS、3年次・Fusion)
「SOLIDWORKS」「Fusion」でソリッドCADの概念を学び、3Dデータ作成の基本操作を習得します。レベルを上げながら様々なプロダクトのモデリングを行い、3Dプリンタ用データの作成およびレンダリング、2D図面への展開を行います。

ファニチャーデザイン
スツールのデザイン、図面、制作をします。構造的なものや、より実用性を意識したものなど、様々な表情のスツールを制作します。

トータルデザイン
これまで学んだプロダクトデザインの専門性に加え、情報化社会での可視化(ビジュアル)のプロとして、商品、広告、広報、販促を総合的にデザイン・制作します。

インダストリアルデザイン
テーマに対するモノづくりのプロセスを学びます。課題を考察し、ブレインストーミングやスケッチ、検証を通じて解決案を整理。モデリングやプロトモデルの作成、 3Dレンダリングなどを実践しながら、インダストリアルデザインの基本的な流れと考え方を習得します。

卒業制作
4年間の集大成として自分でテーマ、制作ジャンルを決めて、4年生の前期からアイデアを考えていきます。制作した作品は毎年2月に東京都美術館にて開催される卒業制作展で展示されます。

[作品解説:坂道の多い観光地で使用するプロダクトを提案しました。ペダルや電力はなく、坂道を上る力はありませんが、上り坂では歩きながら思いがけない発見が楽しめます。下り坂ではサイクリングのように爽快に下降でき、徒歩ならではの達成感を提供する新たな体験を目指しました。]

産学連携プロジェクト 近年実績

2023年度と2024年度に、株式会社東京•森と市庭(いちば)とのコラボレーションのもと、“多摩産材の素材そのものを活かしたデザインワーク”を1年通して行いました。

前期は企業協力のもと、学生が実際に奥多摩の森を見学し、林業や多摩木材についての知職を学び、多摩産材の間伐などを体験しました。後期は授業で実際に学生の考えたデザインを形にし、学外展示に向けてデザインのブラッシュアップ、多摩産材を利用したモデル制作、展示準備などを行い、2023年度はデザインフェスタギャラリー原宿にて、2024年度はDANCHI Caravan in 町田山崎 -つながる防災祭-にて成果物を展示しました。

最終レポートはこちら

制作環境(工房・機材)について

授業や自主制作で使用できる工房や機材については別ページにてご紹介しております。

カリキュラム

マークなし:必修授業(履修必須の科目) / ★:自由選択(履修自由の科目)

※横スクロールで閲覧できます

1年次

デッサンやスケッチ、色彩学といったデザインに必要な基礎分野を学ぶと同時に、立体構造や素材の性質・特性についても理解を深めます。また、デザインワークの流れを実践的に学び、基礎分野や造形分野で得た知識や経験を結びつけて実践します。

  • 実材演習
  • インダストリアルクレイ
  • モデリング
  • デッサン
  • スケッチ
  • 基礎製図
  • 造形演習
  • 色彩学
  • 照明機器
  • 人間工学演習
  • インダストリアルデザイン①
  • プロダクトデザイン論
  • タイポグラフィ基礎
  • グラフィックデザイン基礎
  • 英会話

2年次

工業デザインからクラフトファニチャーデザインまで、幅広い分野を学びながらデザインプロセスへの理解を深め、アウトプットの精度を高める力を養います。また、3Dモデリングの基礎を習得し、3Dプリンタを活用したものづくりを通じて、実践的なスキルを身につけます。

  • 実材演習
  • インダストリアルクレイ
  • ActiveDesign
  • クラフトデザイン
  • ファニチャーデザイン
  • デジタルスケッチ
  • 発想表現
  • CAD実習(SOLIDWORKS)
  • ハウスウェアデザイン
  • ユニバーサルデザイン
  • 雑貨プロダクト演習
  • モデリング応用
  • 製品色彩学
  • デザイン史
  • 描写応用
  • 英会話

3年次

産学連携授業や外部イベント、授業課題を通じて、これまで培った知識や経験を活かしつつ、社会的な視点を取り入れたデザイン力を磨きます。未来を形にするための実践的なスキルと発想力を育成します。

  • 実材演習
  • ActiveDesign
  • クラフトデザイン
  • ファニチャーデザイン
  • インダストリアルデザイン②
  • 材料学
  • CAD実習(Fusion)
  • トータルデザイン
  • 意匠登録
  • 撮影技術
  • 工業技術概論
  • 公共機器
  • 就職ガイダンス
  • ★ポートフォリオ講座

4年次

これまでの授業課題や制作・提案したアウトプットに対して、どのような体験や価値を提供できるかを探求し、卒業制作を通じて実践的な成果を目指します。発想を具現化できるクリエイターとしての力を育成します。

  • 実材演習
  • エクスペリエンスデザイン
  • CMFデザイン
  • 工業デザインマネジメント
  • 製品開発論
  • 卒業制作

時間割例

※横スクロールで閲覧できます

 
1限目
9:00〜10:30
デジタル
スケッチ
CAD実習
(SOLIDWORKS)
クラフト
デザイン

雑貨プロダクト
演習

ハウスウェア
デザイン
ユニバーサル
デザイン
2限目
10:40〜12:10
3限目
13:00〜14:30
インダストリアル
デザイン
製品色彩学   実材演習 デザイン史  
4限目
14:40〜16:10
   

 

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