はじめての油彩画修復

美術品のお医者さんにも例えられる保存修復士。今回は修復作業の中でも人気の高い「油彩画修復」の一つの工程である「補彩(欠損箇所の色を補うこと)」を実施。オリジナルとの調和や統一性を目指し、保存修復に触れてみましょう。

講座の開催日

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講師からのメッセージ

自己紹介
修復家としての活動の他、保存修復に関する様々な仕事をしているfs-conservatorです。 専門は西洋画の保存修復です。現在は主に国宝建造物内にある油彩の天井画修復事業に携わっています。

その他、国際交流の一環として、台湾の大学において西洋画修復に関する講義や修復プロジェクトの指導を行っています。東洋美術学校では英文講読の授業を担当しており、文化財保存に関する英文の専門書を用いて保存修復の基礎概論を行っています。

講座のポイント
「はじめての油彩画修復」は、修復工程の一つである「補彩」の体験授業を行います。「補彩」は絵具が欠損した箇所にオリジナルに合わせて色を補い、作品の統一感を高めることで美観や鑑賞性を回復することを目的としています。

実際に修復で使用する材料や道具を使い、「補彩」により得られる効果を実感して頂きたいと思います。体験授業を通し、文化財を守り後世に伝える仕事の意義について考える機会となることを期待しています。

参加者に一言!
文化財の保存修復とはどのようなことをする仕事なのか、興味はあるけれど具体的には良くわからない人は多いと思います。体験から得られる情報はとても多く、新たな興味を導き出すきっかけにもなります。

体験授業が保存修復への理解と興味が深まる時間になればと思います!

保存修復科

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