みなさんこんにちは〜!
東洋美術学校企画広報部のFKです!
【前編】ではAdobe MAXで行われていたアクティビティについてご紹介させていただきました!
今回は、【中編】ということで、広報部スタッフで実際に聞いた2つのメインセッションと、本校夜間部講師を務めております樋口泰行先生のミニセッションの様子についてお伝えしたいと思います。
Adobe MAXに参加したらセッションを聞こう!
Adobe MAXでは会場に大小さまざまなステージが用意され、クリエイティブの第一線で活躍するデザイナー・クリエイターたちが最新のアドビツールについてのセッションを行います。
メインセッションは、事前に内容や対象レベルを確認して予約をする必要があります。ショートセッションは自由に観覧することができ、事前に内容を確認して行く人や当日ステージを通りがかった時に気になって立ち見している人もおりました。
メインセッション「ベテランほど知らずに損してる☆IllustratorとPhotoshopの新常識【AI時代編】
こちらのセッションでは、Illustrator、PhotoshopでAIを使った画像生成とマッチフォントのやり方、それぞれの良いところと使用時の注意点などを聞くことができました。
冒頭、登壇された鷹野 雅弘さんの自己紹介が終わると客席から……
「あるある!!」(何…ざわざわ…)
「あるある〜!!!」(えっ…何…!)
いきなり何事かと思いましたが、壇上に上がったのは「イラレあるあるラップ」などの曲を歌っているロックオン柳田さんという方でした。
(登壇中「あるある」と相槌打ったり短時間のミニライブもありました)
Illustratorを使ったことのある人なら共感できる「あるある」がたくさん詰め込まれた曲です!
ぜひ聞いてみてください(^ ^)
では、気を取り直して……(笑)
今回のために用意したスライドは、なんと280枚!
大変ボリューミーな内容でしたが、説明は分かりやすく聞きやすかったです。
生成AIのプロンプトがAdobeは日本語対応になっていることや、どのように検索すれば欲しいものが出てくれるのかなどの話から、Illustratorはベクター生成の使い方や生成した素材のデータを軽くする方法、またRetypo(beta)の使い方や注意点、Photoshopは生成塗りつぶしの事例や使い方、注意点について聞くことができました。
このセッションを聞いて、AIの技術が進歩することで将来人間の仕事がなくなるわけではなく、人間が上手く使いこなせば、制作の幅は無限大になると感じました。
メインセッション「SNSリールでフォロワーの心を掴め!Adobe Expressのすすめ」
こちらのセッションでは、AdobeExpressを使用した、すぐに実践できるスマホ比率の動画制作の方法について解説がありました。
セッションの内容は初心者向けで、背景の切り抜きやロゴ制作など、これまではかなり手間の掛かっていた工程を生成AIを駆使して制作を行っていました。
Adobeの生成機能は日本語入力に対応しており、直感的に扱うことができます。
これはIllustrator、Photoshopも同様ですが、私自身英語が苦手なので日本語で生成できる点はとてもありがたいと思いました。また、背景もブラシを使わず、自動的に人物以外が切り抜きが可能だということ、差し替えの背景もAI生成を活用できることなどを話していました。
こうしたAIに指示を出す制作は、プロンプト(AIにより精度の高い回答をさせるための工夫)が重要で、まずは「画像全体にかかわる具体的な要素」「登場人物(被写体)」「特徴」「構図」の4つを意識すると良いそうです。
ショートセッション「Illustratorで作る時代感を感じる表現テクニック」
本校、夜間部講師を務めておりますグラフィックデザイナーの樋口泰行先生が、ショートセッションに登壇されました!
こちらでは、文字をアウトライン化せず既存のフォントを墨だまり風に(フォントの角を丸くする)する方法と、同様に既存のフォントに奥行きと立体感をプラスする方法の解説と実践がありました。
いずれも文字をアウトライン化せず、グラデーションやアピアランスを駆使することで、後から色を変えたり、文字を打ちかえても反映できるようになっており、すぐに使えてかつ汎用性の高い方法でした。
立ち見のオーディエンスも多く、短い時間で多くの人がセッションに参加していました!
X(旧Twitter)でセッションの内容を発信しています!
私も実際にショートセッションで学んだことを活かして作成してみたので、ぜひこちらも見ていただけると嬉しいです( ・∇・)ノ
まとめ
ということで、【中編】ではAdobe MAXで参加したセッションについて簡単にですが、ご紹介させていただきました。
今回ご紹介しなかったセッションもあるのですが、全体的にどこもAIをメインとした話が多い印象でした。
次回は【後編】Adobe MAX Japan 2023に参加してみた〜インタビュー編〜になります!
夜間部グラフィックデザイン科を卒業したしばやまあやのさんのインタビューをお届けする予定です。
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