ソニー株式会社主催による『aibo × graphic art』
コンペティション』のプレゼンテーションならびに審査会が昨日12月19日にソニースクエア渋谷プロジェクト(渋谷モディ1階)にて開催されました。『aibo × graphic art コンペティション』は、ソニーによる自律型エンタテインメントロボットaiboの多彩な動きを利用したアート作品のコンペティションです。参加者は目的にあわせたaiboプログラミングをおこない、それをふまえ作品化するというものでした。
東洋美術学校からはクリエイティブデザイン科の生徒が参加
高度コミュニケーションデザイン専攻3年生から2名の在校生が参加しました。東洋美術学校グループの提案は四季をモチーフにした4枚のスカーフ。aiboのもつ日常のパートナーとしての特性に着目し、デザインをおこないました。春夏秋冬、aiboとやりたいことをテーマとし、家族や友人とともに過ごす様々なシーンとストーリーをイメージしながら、プログラミングをおこない、それによりテキスタイルがデザインされています。具体的なaiboの使用シーンを想定しながら、aiboをたんなる道具ではなく、制作パートナーととらえていた点、審査員より評価を得ることになりました。
ともすればひとはAIやロボットにたいし、無意識にその主としての視点として接してしまうのかもしれません。そのいっぽう、おなじ視点をもつパートナーとして共生することも、またひとつの捉え方であるということは、本校グループをはじめとした参加者の提案をみるなか、とくに感じ入るものでした。どこかで距離を感じてしまいがちなAIやロボットにたいして、前向きな気持ちとなる催しとなりました。主催者のみなさまには、貴重な経験を感謝もうしあげます。
在校生がaiboと描いたもの
東洋美術学校クリエイティブデザイン科
高度コミュニケーションデザイン専攻では、これまでの歴史・背景をふまえ、デザインの思考、インターフェース・デザイン、エクスペリエンス・デザイン、タイポグラフィ、サイン・デザイン、グラフィック・デザインなどをつうじながら、現在、そしてこれからの社会や環境におけるヴィジュアル・コミュニケーション・デザインの教育をおこなっております。
なお優勝作品はソニースクエア渋谷プロジェクト(渋谷モディ1階)での展示、ならびに渋谷モディ壁面大型街頭ビジョン「ソニービジョン渋谷」での紹介がおこなわれます。おちかくにおでかけの際は、ぜひ、ごらんください。
開催概要
2019年12月19日 木曜日 18:00—19:30
ソニースクエア渋谷プロジェクト
(渋谷モディ1階・東京都渋谷区神南1-21-3)
https://www.sony.co.jp/square-shibuyapj/
審査員
パントビスコ(マルチクリエイター)
石田敦雄(ソニー株式会社 AIロボティクスビジネスグループコミュニティ企画推進室)
前坂大吾(ソニー株式会社 ブランドデザインプラットフォーム クリエイティブセンター)
*敬称略
参加者
専門学校生や若手クリエイター5名