本校の2年制イラストレーション科コミックイラストコース、及び4年制4年制クリエイティブデザイン科高度グラフィックアート専攻ではイラストを描く上で基盤となる人体について学べる「人体イラスト」の授業に力を入れています。ただし、人と2次元の人体では事情が全く違う上に人体を描く技術だけでは魅力的な2次元のキャラクターを描くスキルには繋がりません。
そこでこの度、本校では2次元における人体の描画教育を発展させる為、カルチャージャパンの代表ダニー・チュー氏が考案し、デザインから製造までプロデュースを手がけるスマートドールを活用したイラストカリキュラムを開始することになりました。
スマートドールとは?
ダニー・チュー氏が考案するファッションドール(1/3スケール・高さ60CM)で、全ての製造工程で日本の伝統的な成形方法が用いられており、日本のアニメの雰囲気を備えている点がとてもユニークで、愛らしいです。
この授業では、スマートドールの素体となるこの子たちにモデルになってもらいスケッチを実施してもらいました。
関節が稼働可能なので、生徒は直接触れ、人体の構造を学びながらスケッチをしていきます。
2次元的な想像力をかきかてるスマートドールはとても模写しやすくポーズの勉強にもなっていました。
授業では15分毎にポーズを変更し何度も白紙から描いていきます。
最後は、大騒ぎしながらのスケッチ会となりましたが、楽しい授業となりました。
最後は、ダニーさんと生徒の皆さんで記念写真!
【ご報告】何と今回カルチャージャパン様がお持ち頂いたスマートドール8体は本校に寄贈して頂くこととなりました!今後も一層役立てていきたいと思います!
たくさんのゲームやアニメクリエイターを生み出す東洋美術学校のデッサン授業にスマートドールをカリキュラムに導入することが決定。https://t.co/tn64mV98Mc
Rolling out Smart Doll education programs in Japan. pic.twitter.com/qqD0U5IuHC— Danny Choo (@dannychoo) May 11, 2017
ダニーさんからもTwitterで報告されていました。本校は引き続き国内外の様々な業界の先駆者と意義のあるコラボレーションを実施していきます。
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